人生モラトリアム

死ぬまでの暇つぶし

7月15日

今日はある1人のおばあさんについて書こうと思う。そのおばあさんは、うちの近所に一人で暮らしていて最近ほぼ毎日うちにやって来る。

正直迷惑だと思う。一回来ると3時間は帰らないで、じいちゃんばあちゃんと話している。夕方に来て夜の7時くらいまでいることもある。

これを読んでいる人はジブリの「ハウルの動く城」を観たことがあるだろうか。あれには荒地の魔女というキャラクターが出てくるが、その魔女が途中でかわいいおばあちゃんにされてしまう。いかにも「おばあちゃん」みたいな感じのキャラクター。うちに来るそのおばあさんはめちゃくちゃハウルの動く城に出てくるおばあちゃんに似ている。確か声優は美輪明宏がやっていて、基本姑のような意地の悪そうなことを言うが時に優しくおばあちゃんになる前の意思の強さや優雅さを覚えたが、うちに来るおばあさん👵もまさにそんな感じで歳は90歳近いのだがボケずにはっきりしていて声も若く品のあるおばあさんなのだ。俺の家は千葉の外れのほうの田舎にあるので近所の家同士のつながりを身近に感じることがよくあって、例えば家に帰ると誰が持ってきたかもわからない袋いっぱいのきゅうり🥒が置いてあったり田んぼに散歩に行ったらスーパーの社長がふらっと犬を連れて歩いて気さくに話しかけてくれたり、近所の同じ苗字の人たちと集まって食事したり。

何ヶ月か大学で都会の方に住んでたことがあるけどこういうのは都会ではあんまり味わえないと思う。もちろん都会でしか体験できないこともあると思う。ラーメン二郎行ったりラーメン二郎行ったりラーメン二郎行ったり。

うちに来るおばあさんも都会にはいないだろう。