人生モラトリアム

死ぬまでの暇つぶし

Last night in Soho を観てきた

Twitterを眺めていると、フォローしているアニャテイラージョイ画像bot のツイートが目に入った。「そういえば、Last night in Sohoの日本上映12月くらいだったなぁ」と気づき調べてみると既に上演中だったので、さっき観てきた。

21:50上映だから人そんなにいないだろうなと思ったけど、行ってみたら8割くらい埋まっててすごかった。

簡単な内容としては、ファッションデザイナーを目指す霊感の強い主人公がデザインの学校に入学するも、一人暮らしで借りた部屋が昔殺人事件が起きた場所でお化けがいっぱい出ててしまって最初警察とかに自分の部屋で昔殺人があったと相談するけど頭がおかしいと思って信じてもらえないけど最終的には色々あってファッションデザイナーとして成功する話。

まず音楽が良かった。クイーンズギャンビットみたいに60年代の感じで当然自分は60年代生きてないから新鮮な感じで聞けるし終わってすぐApple Musicで気になってダウンロードした。

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最後の方で主人公が住んでたアパートが燃えるシーンで流れたYou're My Worldは1963年にシラブラックという人が出した歌で世界各国のチャートで1位になったヒット曲らしいんだけど、曲の悲しい雰囲気とアニャテイラージョイの持ってる儚さ、胸糞悪い過去が重なっていいなあと思った。

劇中で出てきたジャケットもめちゃくちゃいい。f:id:quelon:20211212011147j:image

 

あと個人的にオープニングで流れたA world without loveという曲は前から聞いてて初っ端から「オッ、知ってる曲!」となって嬉しかった。

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肝心の映画の内容としては、アメリカのホラー映画ということでCGとかいっぱい使って演出やってるわけだけど、日本の湿気のあるホラー映画の怖さと違ってシャイニングみたいな大胆なホラーって個人的に全然怖く無いんだよなぁ。あと主人公が霊感があるということでファンタジー的な演出が多くあったけど、そこもやっぱりCGCGした感じで、結局最後はハッピーエンドで何がしたいのかよくわからない映画だった。

話の大筋としては面白いけど、演出が違和感すごいなという感じでした。

まぁ、でもアニャテイラージョイの儚さ、悲しさみたいなのは感じられたので良かったです。

あと音楽もイイ。